こんにちは~!かもめです。
このサイトを見つけてくださってありがとうございます。
今回紹介するレクのは ”アハ体験” です。
動画を使ったレクなので、施設によっては準備が難しいかもしれません。
しかも、しかも短時間で楽しむレクなので準備に対する楽しむ時間が割りに合っていないかもしれませんが、利用者さまの反応は上々です❗
皆さん楽しんでくださっていたので、ちょっと頑張って見ませんか?
アハ体験って何?
人は何かに気づいた際、ひらめいた際に脳が活性化するといわれる。そのような瞬間、体験は『アハ!体験』と呼ばれ、脳科学の分野で注目されている。
「アハ」とは英語圏で何かを理解した時に発せられる「a-ha」から。日本における第一人者である茂木健一郎氏によってテレビ番組などで紹介され、広く認知されるようになった。
ピクシブ百科事典より部分的に引用 しています。感謝。
氏は「交互に表示される微妙に異なった絵」や「極端にコントラストを上げた画像」の違いや正体を当てるクイズなどを、手軽にアハ体験が得られるコンテンツとして紹介したが、中でも「徐々に変化していく画像」の変化した部分を当てるクイズが最も印象深かった為か、単にそのような映像のことを指して『アハ体験』と認識している人も多い。
多くの人の認識だと 1枚の写真が徐々に変化していく画像を見て、どこが変化しているかを気づいた時に体験する感覚の事 だと感じていると思います。
ただし、体験したことのない人もいるかも知れません。テレビなどで見たことのある人も多いと思いますが、ここで、実際に体験してもらいましょう。
次の動画をみて初めと終わりで映像が違ったものになっています。
その変化は徐々に行われていくのですが、さて、どこが変化していってるでしょうか?
答えは動画の中にあるので確認してみてください!
ちなみに初級編とあるにも関わらずかもめは分かりませんでした💦
アハムービーの取り入れ方
どれも少し手間のかかる方法かもしれません😓
動画をダウンロードをしてDVDにする
施設に1台はテレビがあると思います。そして、DVDプレイヤーもあると思います。
DVDプレイヤーに動画を録画して、それを流すのが一番多くの施設で取り入れやすいと思います。
そして、アハ動画は探せばネット上に沢山あります。
もちろん、著作権の問題があるので勝手にダウンロードをすると権利侵害をすることになります。
同様に、テレビを録画した物も施設で使用するには私的利用に当たらない可能性があります。
そこで例えば、YouTubeでやその他のサイトでアハ動画を作っている人にコンタクトをとり、動画をダウンロードさせてもらうように依頼してみてはどうでしょうか?
福祉施設での利用でしたら許可してもらえる可能性は高そうです。
手間は少々かかりますが、レク材としてストックできます。
テレビをモニターとして使う
テレビをパソコンのモニターとつなぎ、You Tube動画をテレビ画面で見れるようにします。
職場で、ノートパソコンがあれば持ち運びも簡単です。
パソコンとテレビをケーブルで繋いだら、You Tubeや先に上げたサイトのアハ動画の映像を映せるようになります。
HDMI端子のあるノートパソコンとテレビ、そしてHDMIケーブルがあれば出来ます。
そして大抵のノートパソコンやテレビにはHDMI端子がついています。
”Alexa対応 Amazon Fire TV”を利用する
一番簡単なのは ”Alexa対応 Amazon Fire TV” のスティックを購入することです。
テレビにセットすると、テレビでYou Tubeを見られるようになったり、アマゾンプライムに加入していたら、プライムビデオを見られるようになるリモコンです。
値段も安く、Amazonで3000円以下で購入できます。
これ1つでYou Tubeの動画を見放題出来ますし、ライブ放送にも対応しています。
再生速度の変更やループ再生には対応していませんが、BGMを流すときなど豊富に選曲できるようになります。
また、カラオケ用の動画も多く投稿されているので、カラオケの契約を無理に継続しなくて済むようになります(動画がないものは出来ませんが😓)
注意点は施設内にWi-Fiが飛んでいないと使え無いことです。そこが対応できていれば操作も簡単。
利用者さまに好きな音楽を音声入力で選んでもらうことも出来ます❗
興味のある方はどうぞ。
ちなみにかもめも家で使っています。
じーちゃんばーちゃんでもすぐに使えました。
効果・メリット
アハ体験には以下のような効果・メリットがあります。
- ゲーム感覚で興味を持ってもらいやすいです。
- 映像の変化を探すために集中力・注意力が必要です。これらの力を高めることにつながります。
- 答えが分かった時にはとても嬉しいものです。満足感を得ることが出来ます。
- 答えを探す時、分かった時に脳が活性化します。脳トレ効果が期待できます。
- 皆様でワイワイとおしゃべりしながら答えを探していきます。口腔機能や呼吸器機能の維持向上につながります。
- 楽しかった体験をする事で、生活の質(QOL)が高まります。
注意点・デメリット
目の見えにくい人がいます。テレビからの位置を配慮するなどフォローをします。
また、全く見えない方には、どんな映像が出ているかを説明して想像をしてもらいます。答えを見つけることは出来ませんが、想像力を養う事を目的にしてもらえるような声掛けをします。
1問も答えがわからない人もいます。考えること自体が脳トレになること、解答を見てもう一度ムービーを見直す事でも、アハ体験になることなど説明して、答えを見つけることだけが全てではない事を伝えます。
認知症などで、ゲームが理解しにくい人がいます。ホワイトボードなどを使用して分かりやすいルール説明を行うとともに、側に寄り添って一つ一つ実際に行いながら説明をします。
集中力を使うゲームです。疲れすぎないように短時間のレクリエーションとして取り入れます。
ゲームに参加したくない人もいます。無理強いすること無く、その方にあった過ごし方をしてもらいます。
アハ体験をしてみよう!
普通にやっても楽しいです。職員同士でも気づくかどうか事前に挑戦してみませんか?
時間・人数の目安
15分~20分くらい・何人でもテレビが見える範囲なら何人でも大丈夫です。
準備物
- アハムービーのDVD : 1枚
- DVDプレイヤー : 1台
または - ノートパソコン : 1台
- HDMIケーブル : 1本
または - ”Alexa対応 Amazon Fire TV” のスティック : 1本
- テレビ : 1台
- ホワイトボード : 1枚
*ルール説明用
やり方
①利用者さまにテレビ前に集まり座ってもらいます。
②今から ”アハ体験” をすることを伝えて、ホワイトボードを用いつつルール説明をします。
- テレビを使ってレクをします
- 一枚の画像が出てきますが、徐々にどこかが変化していきます
- どこが変化しているか分かったら答えてもらいます
- 皆様で意見を言いながら探してもらってもOKです
- 勝ち負けは無いので変化がきづけるかを楽しむゲームです
③例題としてまず1問簡単な動画を見てもらいます。
分かった方も分からなかった方もいると思います。2~3回程度繰り返して見てもらい、色々と意見を出してもらいます。
最後に正解を発表して、もう一度動画を見てもらいます。
納得してもらえたら、これからが本番のゲームであることを伝えます。
④同様にして2~3本くらいアハ体験をしてもらいます。
⑤ゲームが終わったら、答えが分かった人を改めて紹介して、難しかった点や今の気持ちなどをインタビューします。
答えられなかった人にも、分かった後に動画を見た時の感想などをインタビューします。
⑥最後にクールダウンの為に、目を休めたり、深呼吸やストレッチをして、頭と体をほぐします。
利用者さまの反応
初めての試みだったのもあって、皆さま興味津津な状態で参加されました❗
ルール説明をする時に、少しあおる様に
「みなさんは変化に気づくことが出来るでしょうか?」
といった言葉を選んだことで、利用者さまの負けん気を呼び起こし、真剣に動画を見られる結果になりました!
実際に動画を見ながら、 「ここかね?」 「あそこじゃない?」 など、指を指しつつ指摘してくださる方が続出。
たとえ分からなかったとしても、誰かが気づいて指摘すると、 「え?本当?」 と言って、その箇所を更に真剣に見てくださいます。
そして本当に違ってきていることが分かると 「あ~!本当に変わってきている!」 と納得されていました。
途中で誰かが気づいて下さる事が多かったので、最後の答え合わせで盛り上がると言うよりは、途中で盛り上がってくださいました。
それでも、最初と最後の変化が大きいと、こんなに変わっていたのか❗とびっくりしておられました。
ということで、大成功のレクとなりました。よかった~。
利用者さまが楽しんでもらえると職員としても本当に嬉しいです。
ただし、集中力を使うゲームなので、長時間すると疲れてしまうと思います。
もうちょっとやりたいなぁ、と感じるくらいのところで終わるのが良いと思います!
アハムービーを作ってみよう!
既存のアハムービーを利用することも出来ますが、自作してみるのも面白いかもしれません。
- 行事などで利用者さまの様子を写した写真
- 施設の風景
- 作った作品や料理
- 育てた野菜やお花
これらの写真を用いてアハムービーを作成すると、写真をとった時の思い出を話し合う機会にもなります。
アハムービーはフォトショップを使ったら出来るみたいです。
→アドビフォトショップ(有料です)
作り方を紹介しているサイトはこちらです。
最後に
脳トレをするのでも、プリントで個人ペースでする事を好む人もいれば、しりとりや言葉集めなど、みんなと一体感を感じつつ行う脳トレが好きな方がいます。
今は便利な世の中になっているので、職員自身も新しいレクを取り入れて利用者さまに楽しんでもらえる工夫がたくさんできる時代となりました。
自分の工夫で利用者さまが楽しんでもらえると本当に介護士をやっていてよかったと感じます。
人にGIVEした時に人は幸せを感じる🍀
あなたも人に幸せを届ける人になって見ませんか?
さあ、レッツトライ!