こんにちは~!かもめです。
このサイトを見つけてくださってありがとうございます。
今回紹介するのは ”目隠しフープキャッチ” です。
目隠しをすると視覚からの情報が遮断されて、その他の感覚が研ぎ澄まされます。
また、非日常の体験でちょっとワクワクドキドキできます。
利用者様にそんな感覚を楽しんでもらいませんか?
目隠しフープキャッチとは?

目隠しフープキャッチとは・・・
目隠しをした人がフラフープを持って、転がってくるボールをキャッチするゲームです。
ちなみにかもめが勝手に名前をつけています。
1列に並んでもらった人達にボールを蹴って送ってもらい、目隠しをした人の前に来たら合図を送り、フラフープでキャッチしてもらうというものです。
スイカ割りとほぼ同じことをしていますが、動いてくるボールをタイミングよく捕まえる所が難しくなってるのでアレンジしているつもりです💦
効果・メリット
目隠しフープキャッチには以下のような効果・メリットがあります。
- 耳の感覚を鍛える
- 腕・足の筋肉を鍛える
- 集中力を高める
- コミュニケーションが取れる
- 口腔機能や呼吸器機能の維持向上につながる
- チームの連帯感・一体感を感じられる
- 目隠しという非日常を体験できる
- 椅子に座ったままできる
- 他チームとの競争を楽しめる
- できた時に嬉しい・楽しい・達成感!
注意点・デメリット
以下の点に注意して行います。
- 姿勢が崩れて転倒・転落につながらないように、姿勢を整えてからゲームに参加してもらう
- フラフープが他の利用者様に当たらないように間を空けて座る
- 片麻痺の方はフープを握りにくいのでフォローにつくか持ちやすい工夫をする
- チームのメンバーの声が届きやすいようにチームごとに少し距離を取る
- 声の聞こえにくい人には蹴り役をお願いするか、タイミングを知らせるために体に触れるルールも取り入れる
- ルール説明を丁寧に行い、職員が見本を行う
- 地面が凸凹していると難しいので平らなものを敷く
- メガネを掛けている人でメガネを外す人は傷まないように保管する
- 得点を競うゲームなので、負けたチームの人が嫌な思いをしないように、一人ひとり活躍していたところなどを紹介する
- ゲームをしたくない人に無理強いせず、他の役割を提供する・他のレクを提供する
目隠しフープキャッチをやってみよう!
フラフープがない時には、新聞紙を細くつなげて、輪を作って代用してもOK。
または虫取り網があればいいかも(小さいボールに変更して)
時間・人数の目安
30分~1時間程度・6~20人程度を想定しています。
準備物
- フラフープ : 2~4本
- ボール : 2~4個
*チーム数により増減する - ホワイトボード : 1枚
*ルール説明用・得点管理用 - 目隠し : 人数分
*タオルなどを利用してもOK
やり方
①利用者様にホワイトボードの前に集まってもらいます。
②今から ”目隠しフープキャッチ” をおこなう事を伝えてルール説明をします。
- チーム戦です
- チームごとに一列に並び、ボールを蹴って次の人へ送ります
- 最後の席に座った人は目隠しをして、フラフープを持ってもらいます
- 目隠しをした人までボールが来たら、他の人は声をかけます
- 声を合図に目隠ししている人は構えていたフラフープを下におろします
- 見事ボールをキャッチすることができたら得点が入ります
- 一度ゲームを行ったら席替えをして目隠しをする人を交代します
③職員が見本をおこないます。
職員が目隠しをして、フラフープを上に構えて待ちます。
利用者様にも協力してもらいつつ、ボールを送ってもらいタイミングを見計らってフラフープをおろします。
キャッチに失敗すると盛り上がります!
④利用者様にじゃんけんをしてもらいチーム分けをします。
足じゃんけんなどを取り入れると、アイスブレイクにもなります。
⑤1ゲーム目はルール確認も兼ねて、ゆっくりとおこないます。
職員も一緒に目隠しをしている人のところに行ったら、合図の声をかけます。
ボールをキャッチできたチームに得点を1点づつ加えます。
⑥2ゲーム目以降は、利用者様で難しそうにされた人にフォローにはいりつつゲームを進行していきます。
また、1ゲームごとに席替えをしてボールをキャッチする人を交代します。
⑦全員がキャッチする役を終える程度にゲームを行ったら、終了します。
得点を整理して、一番点数の高かったチームの優勝です!
⑧優勝チームのメンバーや工夫した人、難しそうにしていた人を紹介して、インタビューをします。
⑨最後にクールダウンのために、深呼吸をしたり、ストレッチをします。
利用者様の反応は?
目隠しにタオルを使ったことで、季節柄もあって 「目隠しが暑い!」 と言われてしまいました💧
ちょっと配慮が足りなかったようです。
途中から目隠し無しで、目を閉じてもらいました。
確かにメガネを掛けている人もいたので、目隠しをするより瞑ってもらった方が簡単かもしれません。
認知症がある人の中には途中で目を開けられる人もいるので、薄いアイマスクをして熱くない工夫を取り入れてもいいと思います。
ゲームを行う時の機構や参加される人の特徴を踏まえつつ変更してみるのが良いと感じました。
ゲーム自体は楽しんでもらえた人もいたのですが、席替えをすることでゲームのテンポが悪くなってしまい、少し退屈そうにされていた人もいらっしゃいました。
また、ボールが次の人のところへ行かず、相手チームの方へ行ってしまい、相手チームのボールをキャッチしたり💦
ちょっと失敗気味のレクリエーションでしたが、キャッチする時やそのタイミングを目隠しをした人に伝えるときなど皆様一生懸命にされていました。
また、失敗も笑いに変わっていき、結果として楽しんでくださった人が多かったです!
最後に
失敗も楽しんでくださる利用者様にはいつも感謝しています。
そんな利用者様に少しでも満足していただくレクリエーションを提供できればなぁと感じます。
もちろん職員が無理にレクリエーションに参加させるというのではなく
なんか楽しそうだからやってみようかなぁ~
と感じてもらえる事を増やして行きたいです。
さあ、自分にできることに向かってレッツトライ!