指先と頭を使うレクリエーション*タングラム

手先を使うレク

デイサービスでは脳トレのために計算プリントやしりとり、〇〇のつく言葉、言葉遊びゲームなどをされているところが多いと思います。認知症の予防や進行防止、純粋に楽しめるレクリエーションとしても脳トレはいいと思っています。

実際2019年にイギリスのエクセター大学やキングス・カレッジ・ロンドンの調査によるとクロスワードパズルや数独などを定期的に行っている50歳以上の人はよりシャープな脳を持っている、という結果が発表されているようです。
また、東北大学の瀧靖之教授によると、人間は脳のトレーニングを行えば学習能力は上がり始めるのだそうです。
とは言え、イヤイヤやるのは逆効果。楽しんでできる脳トレを一人ひとりに合わせて提供していくことが大切になります。

脳トレプリントなどは介護雑誌などに載っていたり、インターネットで調べてプリントアウトすれば、毎日違ったものを提供していくことができると思います。
ここでは、脳トレになるけれどちょっと準備のいるものを紹介していこうかと思います。
それが、タングラムです!!!

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タングラムとは

タングラムという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。ここで少し、タングラムについてウィキペディア先生から引用させてもらおうと思います。

タングラムは、問題として提示された形を作るシルエットパズルの中で非常に有名なものの一つで、正方形をいくつかに切りわけたものを使うパズルである。
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「タングラム」2020.8

具体的には

大型の三角形2片 中型の三角形1片 小型の三角形2片
正方形1片
平行四辺形1片

上記の7片の型を組み合わせて、色々な形をつくって遊ぼうというものですね。
では実際にどのように遊ぶかを、クイズ形式で挑戦してみてもらおうと思います。

タングラムクイズ

例えばこの図形

これをタングラムの7片で作ってみてください。実際に持っていなくても紙にどの型がどこにあるかわかるように書いてもらえたら大丈夫です。

回答を紹介する前にワンクッション。商品としてのタングラムの紹介です。
タングラムは商品としてアマゾンなどで購入することができます。また、東急ハンズなどでも売られています。かもめが実際購入したものはこちらです。

ちなみに、一人ひとりに一組づつタングラムを購入して提供するのは購入費の関係で、現実的ではないと思います。
ということで、利用者様に提供するものを、かもめは手作りしました。

タングラムの作り方

タングラムを作るのはそんなに難しくありません。本来ならば、百円均一やホームセンターで木の板を購入し、切って作るのが一番本物に近くなるのでいいのかもしれませんが、切るのにのこぎりが必要だったり、労力として大変だったりして、難しいのではないかと思います。

そこでかもめが利用したのは、百円均一で売っていた発泡スチロールの板です。そこそこの厚みがあるのですが、もとが発泡スチロールで重たくない為、力の弱い高齢者でも使えると思います。逆に重さが無さ過ぎてすぐに動いてしまうのが難点ですが・・・💦

カラーボードという商品名で売っています。色の種類が沢山あるので好きな色のタングラムで遊んでもらえたり、数種類の色を組み合わせて1つのタングラムとして遊ぶのも楽しいと思います。

スチレンボード ニューカラーボード 5mm厚 A3(サイズ:297×420mm)

価格:260円
(2020/8/27 20:20時点)
感想(1件)

一枚あれば、作ろうと思っているタングラムの大きさにもよりますが、4人分くらいは取れると思います。実際のタングラムから大きさを測って写すのもよし。ネットからダウンロードした画像をプリントアウトして写すのもよし。ちなみにダウンロードできるタングラムのテンプレートを、ちびむすドリルというサイトで手に入れることができます。
ボード自体はカッターで簡単に切ることができますよ。

タングラムクイズの答え

と、余計な商品紹介を挟んだところで、先程のクイズの回答です。
ズバリかもめの出した答えは・・・

ズバリこれです!この問題を考えた方の最適解ではないかと自負しています。とは言え、ひょっとしてかもめの思いついてない、もっといい解答もあるかもしれませんが。

ちなみにこの問題は、上で商品紹介したタングラムの中に入っていた問題集の中の1つです。
タングラムの商品には問題集が入っていて、すぐに遊べるようになっていますが・・・。なんと、この問題集には解答が載っていません!!
つまり、自分で解答を考えてから利用者様に遊んでもらわなくてはなりません。上記のヨットの問題は初級編で、かんたんな部類に入りますがもっと難しいものが沢山あります。
難易度は 初級編 中級編 上級編 とあり、それ以外にも アルファベット 等のカテゴリーがあります。
全部で120問あるので、全て解こうと思ったら大変です。かもめもまだすべての問題を解けているわけではありません😓

タングラムで遊んでもらおう!

では、ここからは実際に利用者様に遊んでもらった時のやり方を紹介してみます。

準備物

タングラム(自作したもので大丈夫です) : 人数分

問題集(タングラムについているものやネットにも紹介されています) : 人数分
 *ただし、レクリエーションでやってみたいもののみをピックアップ&プリントアウトして配っても良いと思いますし、ホワイトボードに作ってもらいたい図形を書いても良いと思います

やり方

①利用者様にテーブルについてもらい、タングラムを一人分ずつ渡します

②タングラム遊び方の説明をします 

③問題を渡してタングラムを解いてもらいます 
 *最初は初級の問題からしていくと馴染みやすいです。または初めの形の正方形を作ってもらうのも良いと思います

④一問ごとに正解を発表していきます 早く解けた方はどんどん問題を解いていってもらっても良いと思います

⑤どうしても解けない方には、一部分だけ作ってみるなどヒントを出すと、その後スイスイと解けていくかもしれません。

最後に

今回は問題集を使った遊び方を紹介しましたが、利用者様の想像の向くままに7片を使って新しい形を作ってもらったりしても良いと思います。また、7片すべて使うのではなく6片、5片を使ってできる問題を職員が自作すると、より簡単な形ができて利用者様もやり方を理解しやすいし、はじめは短時間で解けたほうが馴染みやすいと思います。また、利用者様に新しい形を想像してもらう時も全部使う必要はないと思います。

レクリエーションは遊んでみて楽しいと感じてもらうことが大切だと思っています。普段しない遊び方だと思いますので、新鮮な気持ちでできるのではないでしょうか。
また、実際にできた時にはちょっとしたアハ体験になると思います。

タングラムは、車椅子の方や片麻痺の方でも関係なく取り組めるレクリエーションである一方、認知症の方には難しいかもしれません
できないことが増えてくる認知症の方でも感情は人一倍豊かです。できないことでプライドを傷つけられることの無い様、職員のフォローが必要になると思いますし、やりたくないと言われる方には無理に勧めず、他のレクリエーションを提供してみてはいかがでしょうか。

実際、タングラムをかもめの勤めている施設で行ってみて、男性は面白くできるかもしれないけど、女性はあまり興味ないかなぁ、とはじめ思っていました。
結果、女性でも真剣にされる方はいましたが、一方でやはりあまり興味をもたれないかたもいらっしゃいました。
そんな方には、無理して解いてもらわずに、こんなふうにしたら形ができるんですよ、という紹介の形を取りました。それだけでも、なるほど!と思ってもらえているようでした。

また、男性利用者様の中に 「あまり何事にも興味を持たないけれどとりあえず参加はする」という感じの方がいらっしゃるのですが・・・  なんと!!!その方が、「いやー今日のは良かったね。楽しかったよ。今度からやることがない時にはこれをやろう。」とおっしゃってくださいました。
かもめは思わずガッツポーズを取りました。
今までもなんとかその方に楽しんでもらえないかと思って、レクリエーションを用意していましたが、毎回その度に挫折していたので、今回のその言葉は本当に嬉しかったです。
尚、今までタングラムをやったことのない職員も、楽しかったと言っていました
そして何より、自分自身も楽しい!!! 解答を自分で考えているときは集中しすぎちゃいました😁

タングラムまじでオススメです!!!!

タングラムはかなり頭を使うレクリエーションです。
集中力が必要なので、その分疲れやすいと思います。加えて、完成できないと悔しくて、ついついダラダラと続けてしまう利用者様もおられます。ですが過ぎたるは及ばざるが如し!
適度なところで休憩や水分補給をしてクールダウンをしましょう。
なによりかもめじしんが、自分で問題集を解いているときに、集中しすぎて知恵熱が出てしまいました😓
しっかり利用者様の様子を観察しつつ挑戦してもらえたら、楽しい時間を過ごしていただけるのではないかと思います。
さあ、レッツトライ!

コメント

  1. […] […]

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