身体を動かしてほしい時のレクリエーション*風船バレー

運動系レク

デイサービスでレクリエーションをする時に、身体能力の維持を目的とした、体を動かすレクリエーションを取り入れているところがほとんどだと思います。その中でも風船バレーは定番だと思います。

ルールにもよりますが、風船バレーは全身を使う運動です。ここでは車椅子の方でも安全にできるような風船バレーのやり方や、風船バレーの注意点などを紹介しようと思います。

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デイサービスにおける風船バレーの意義

デイサービスはデイケアに比べて機能訓練という所ではどうしても利用者様の満足という点で不利であることが多いです。しかし、その分楽しむ事を重視したレクを多く取り入れることで、利用者様に満足してもらうのがデイサービスの役割の一つだと思っています。風船バレーで利用者の皆様にコミュニケーションを取ってもらったり、笑い合ったりとハッスルしてもらいましょう。

体を動かすことの大切さについてですが、身体を動かさなくなると、筋肉が衰え転倒しやすくなり、さらには脳の機能も低下してしまいます。
身体を動かしたり、手指を動かしたりするのは機能訓練の意味も持つし、他の利用者様とコミュニケーションをとる事で心のリフレッシュにもなります。

楽しかったと思ってもらえたら、生活の質(QOL)も上がり、生きることに意欲的にもなります。

風船バレーとは

では、そもそも風船バレーとは何でしょうか。

風船バレー(Balloon volleyball)とは、風船バレーボールともいわれ、バレーボール用のボールの代わりに主に膨らましたゴム風船を使い、複数人がボールを地面に落ちないよう手や腕で打ち上げるバレーボールに近い球技であり遊技である。 20数年前、北九州市の荒川孝一氏が、障がいの有る無しに関わらず、子供から高齢者まで一緒に楽しめるスポーツとして考案、ふうせんバレーボール振興委員会を設立し、全国へ広く広まった。
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「風船バレー」2020.8.

ウィキペディアからの引用ですが、はじめから高齢者でもできるようにと考案されたものだったみたいです。

ルールにはバドミントンのコートを使用する、6人制である、基本的に中に鈴を入れる、チームの全員が必ず一度はボールに触れなければ相手のコートにボールを返せない、などあるようですが、全国一律のルールは策定されていないようです。

施設で行う時にはコートがあるところは殆どないのと思いますので、円型になって打ち合ったり、ネットなど仕切りを使って2チームになって打ち合うことが多いと思います。

正式なルールを採択して、本格的に遊ぶもよし、ゆるいルールにしてみんなで楽しむもよし、職員さんのアイディアで楽しいレクリエーションにしていくのが、その施設でのルールとなると思います。

風船バレーをする際の注意点

風船バレーは動くものを追いかけるということで、男性でも参加しやすく夢中になれるレクリエーションだと思います。はじめはお遊びだからと乗り気でなかった方も、途中からは立ち上がったりするほどゲームにのめりこんでしまいます
職員としては、利用者様が喜んで参加してくださるるのは嬉しいのですが、一方で夢中になりやすい方のそばについて、転倒・転落の無い様に注意しなければいけません。
利用者様の中で興奮すると立ち上がり易い方の人数を把握しておき、職員を配置しておくことが必要となります。

勝負事に熱くなり易い方がいる時には、チームの人のミスなどあると喧嘩になることも考えられます。
職員が間に入って風船は風の影響で動きが一定しないという運要素があることを説明したり、クールダウンの時間を設けたりしてみるといいと思います。

チームの実力が圧倒的に離れているとワンサイドゲームとなってしまい、負けた方は楽しくなくなってしまいます。車椅子の方や片麻痺のある方、認知症の方などハンデのあると思われる方にはフォローや、戦力差がつかないチーム分けをする必要があります。

その他、体調の悪い方がいないか気をつけたり、暑い季節に行う時には室温・湿度を確認して、熱中症予防にも努めます。適度に休憩をはさみつつ、水分補給する時間を利用して、得点の経過を発表するなど工夫したら、集中力が途切れにくく、間延びしないゲーム展開になると思います。

風船バレーの良いところ

風船バレーはコートを使用した本格ルールで行わない時には、風船さえあれば基本的にできます。
もちろん立って行うには体力が不安定な高齢者には椅子など必要ですが、デイサービスで普段使っているもので十分です。

風船を使っているため落下が緩やかで、あたっても痛くないところが取り入れやすい理由の1つだと思います。

風の影響で風船の動きが変則的となることも、運要素が絡み面白くなる要因です。

また、カラフルな風船を使うことで視覚的にも楽しめます。

風船バレーをやってみよう!

ここでは、車椅子の方が多くても楽しめるようなルールを紹介しようと思います。
それはうちわを使って、テーブルで行う風船バレーです。前にテーブルがあることで、転倒・転落のリスクを減らすことができます。
また、全員が座って行うことで、移動することに対する車椅子の方のハンデが減ります。
それに加えて、うちわを使うことで全員片手を使うルールとなり、片麻痺のある方に対するハンデが減ることになります。

このように色々なメリットのある風船バレー。それでは実際のやり方です。

準備物

風船 : 人数により1~3個

テーブル : 人数により1~3台

うちわ : 人数分

やり方

①テーブルを用意します 大きいテーブルならば1台で6人程度 小さいテーブルならば2台で6人程度で使用します テーブルの中心に線を引いておくと自陣と相手陣地がわかりやすくなります

②テーブルを囲むように利用者様に座ってもらいます 
 *予めチーム分けは職員がバランスを考えて行うと良いです

③一人ひとりにうちわを渡します 

④ルール説明をします 今回は以下のルールにします

  • うちわを使って風船を打ち返すこと
  • 風船がテーブルについても良いこと
  • 同じチームの人が何度風船を打っても良いこと
  • 相手の座っているところから風船が落ちたら得点が入ること 

⑤実際職員がどのようにするか別のテーブルを使って実践してみます

⑥10点先取で1ゲームが終わりとします

⑦2~3ゲームしたら休憩に深呼吸や水分補給をします

⑧トータル30分くらい立ったくらいで、キリのいいところで終わりとします

⑨最後に総合得点が多かったチームや個人で、光る活躍をしていた方を表彰して、インタビューを行うと盛り上がります
 *ついでに珍プレーなどあれば振り返ると楽しかったシーンを共有したり思い出して終わることができます

⑩整理体操をしてクールダウンを行い終わります

最後に

ここでは、テーブルやうちわを使ったルールの中でもゆる~く遊べるものを紹介しました。

バドミントンのコートを使う時のルールを取り入れて競技度を上げてみたり、風船の中に鈴を入れて目の見えにくい方にも音でわかるようしてみたりと、やり方は無限大だと思います。

時にはスポーツなどをしていた利用者様から、ルールについての提案があったりするかもしれません。そんな時には「今日は〇〇さんルールでやってみようと思います」などの取り入れ方をすると、利用者様も提案することが楽しくなり参加意欲も湧くと思います。

普段はあまり活動的でない方でも、一生懸命うちわで打とうとされるシーンを見れたりと、職員にとっても新鮮な発見があります。

なにより、かなり運動することになるので、きっと夜はぐっすり眠ることができるのではないでしょうか。(職員の方がぐったりしてよく眠れることになったりして・・・)
それではレッツトライ!

コメント

  1. […] […]

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