こんにちは~!かもめです。
このサイトを見つけてくださってありがとうございます!
今回紹介するレクは ”この手は誰だ?ゲーム” です。
準備不要でちょっとした時間があれば簡単にできます!
しかも利用者様や職員の手をにぎることで、
少しお互いの距離が縮まったような感覚を得られるゲームです。
コロナで人とのふれあいが大切に感じられる今日このごろ。
挑戦してみませんか?
この手は誰だ?ゲームって?
コロナが終息していない現在は、握手を行う前にかならず消毒するなどの対策をしなければいけませんが、触れ合いが制限されているなかで、敢えて触れ合うゲームをしてみませんか?
そこに数人の人がいたら行えるゲームです。
ちょっとしたスキマ時間にでも行なえるのがありがたい!
気軽に行ってみてください!!
また、日々触れ合っている職員さんも交えて行うのも良いかもしれません?!
この手は誰だ?ゲームをやってみよう!

総評
実際に利用者様に遊んでもらっての評価をつけてみました!(5段階評価)
材料費 : ★
*用意するものは殆どありません
*目隠しを買う場合には費用がかかります
準備の簡単さ : ★★★★★
*レクする場所のセッティングだけで大丈夫です
実際に行う難しさ : ★★★
*認知症などでルール理解が難しい人には丁寧な説明を行います
*多少のハプニングは茶目っ気で乗り切ります
*転倒などの事故には注意します
利用者様の好評度 : ★★★★
*照れくさそうにされながらも、当てられるか?当ててもらえるか?を楽しまれていました
時間・人数の目安
10~30分程度 ・ 5~15人位を想定しています。
*人数が多い時には、チーム戦にしたりとアレンジしてみます。
準備物
- 椅子
- ホワイトボード
*得点管理用 + ルール説明用 - 目隠し(タオルでも大丈夫です) : 1つ
*人数が多くてグループ分けにするときなどは、グループ分用意します
*コロナで共有することが危険な期間は目を閉じて片手で両目を塞いでもらうのが良いと思います - 罰ゲーム用の道具
*罰ゲームを取り入れる時に、物を使うようなら用意しておきます
やり方

椅子を人数分プラス1つ用意します。
プラス一つした分は、目隠しをする人が座るための席です。

今から ”この手は誰だ?ゲーム”をすることを伝えて、
ルール説明をします。
- 一人づつ順番に、前に用意した椅子(特定の場所に設置した椅子)に座ってもらいます
- その席に座ったら、目隠しをしてもらいます
- 他の人から一人ランダムで目隠しをした人に握手をしてもらいます
- 握手をしに来た人が席に戻ったら目隠しを外します
- 誰が握手をしに来たかを当ててもらいます
- 握手しに来た人物を当てられるまで、誰かを予想し続けてもらいます
- 最終的に、何回目で握手をしに来た人を当てられるかを競います
- ホワイトボードなどで、何回目に当てられたかを分かるようにしておきます
- 一番当てるのに回数がかかった人には罰ゲームをしてもらいます
(なくても大丈夫です)

はじめに職員が目隠しをして、当てる役をしてみます。
もうひとりの職員が利用者様の中から一人を誘導します。
そして目隠しをした職員と握手をしてもらいます。
*この時目隠しをしている人と誘導している職員以外は
声を出さないようにお願いします!!
(声を出してしまうと位置から相手が誰かわかってしまうかもしれません(^^;))
*また、BGMに少し大きめの音楽をかけておくことをおすすめします!
そうすると車椅子の音や足音が聞こえにくくなります。
つまり、手の感触だけで相手を予測することになります。
(足音含めてヒントとする場合はそれでもOKです)

ここから実際にゲームをしていきます。
まずは全員(職員含めて)アルコールで手指消毒をしましょう!
じゃんけんなどで、目隠しをする順番を決めます。
そして一人づつ用意した席に座ってもらいます!
座ってもらったら、目隠しをお願いします。
★目隠し自体は百円均一に売っているものでも良いし、タオルなどの代替品でも良いです。
*コロナなど感染症の危険が高い期間は、
● 一人一つづつ目隠しを配る
● 道具無しで目をつむってもらう
などの対策を立てたほうが良いと思います!!!

目隠しをしてもらったら他の利用者の方から一人、ランダムで目隠しをしている人のところまで誘導します。
目隠しをしている人の前に立ってもらったら、予め目隠しをしている人に
「今から握手をしてもらいます」
と声をかけて、握手をしてもらいます。
★ ランダムに握手してもらう人を決める時、職員の直感でもいいですし、挙手で握手しに行く方を利用者様に立候補してもらってもいいです。
★ 利用者様間で、お互い指名しあってもらったら、コミュニケーションの促進になると思いますので、声をかけてみてもOK!

握手が終わったら、
「手を離してもらいます」
と声をかけ、握手しに来た人は席に戻ってもらいます。
その後、目隠しを取ってもらい、誰が握手をしに来たのかを予想してもらいます!
名前を把握しておられたら、名前で呼んでもらいます。
もしお互いの名前がわからないようなら、手で指してもらいます。
正解かどうかは、指された人に答えてもらうようにすると
参加している実感が強まります!

見事、握手した相手を当てられたら、拍手~👏
何人目で正解できたかをホワイトボードなどに分かりやすく書いておきます。
ゲームを終えた利用者様に自分の席に戻ってもらい、
次の挑戦者に握手用の席に座ってもらいます。

全員挑戦し終えたら、結果発表をします
*人数が少なく、時間があるときには2回めに挑戦してもらうと良いと思います!
1回目にうまく行かなかった人へは再挑戦となります
また、1回目すぐに当てられた人がマグレかどうか試すことになります
一番早く当てられた方から紹介して、みんなで拍手を贈りましょう!
なぜ相手がすぐに分かったのか?
などのインタビューをしてみると、どんなところに注目して予想したのかが聞けるかもしれません!?
そして、一番当てるまでに回数がかかった人も紹介します!
どんなところが難しかったか?
をインタビューしてみます。
そして罰ゲームを取り入れるならば、してみましょう!!
(歌を一曲歌ってもらう・好きな俳優さんを教えてもらうなど、他愛ないものでOK!)

最後は、皆様自由に
- 難しかった点
- 握った人の手の特徴
- どんな気持ちで握手をしたか?
など感想を言い合う時間があってもいいと思います。
普段どれだけお互いの手を握り合っているか?
など、職員にとって新たな発見があるかもしれません!!
アレンジ方法
職員も交えて行ってみる
予めルール説明の時に

「職員も交じるかもしれません!」
と説明しておき、実際に誰かを誘導する演技をしながら、
誘導役その他の職員が握手してみます。
きっといいスパイスになると思います!
また、普段どれだけ利用者様の手を握っているか?などが試されるかもしれません!
握手する人を同時に2~3人に増やしてみる
かなり難易度が高くなります。
一人の挑戦者に対して、2~3人誘導!します。
「一人目」 「二人目」 「三人目」
と、紹介してそれぞれ利用者様に握手してもらいます!
この場合、何回目で当てられるかではなく、
何人正解することができるか?
を競うルールに変更します。
利用者様の反応は?

なんやかんやで、ワイワイと楽しそうに参加されていました!
目隠し役以外の人は、身振り手振りでや目配せで
次に握手しに行きなよ!
とお互いに握手役を押し付けあっていました(;_;)
でも、その表情は皆様 笑顔 😊
手をにぎる時も、
- 照れくさそうにそっと握られる方
- ギュッと握られる方
- 握ったあと擦るように確かめられる方
など、色々な握り方をされていて
個性が出ているなぁ~(*^^*)
ほっこりしました!!
今まで利用されてきた期間が長いほど、当てるまでの回数が少なかったように感じました。
もし、新しく利用されるようになった方がいるときには、
職員が手を握る相手になったほうが当てやすいかもしれません!!
もちろん、普段から利用者様の手を握って、
お互いの距離を縮めていることが必要になります。
レクを盛り上げるには、
普段の関わりやケアの質も大切だなぁ
と身にしみました。
メリット
この手は誰だ?ゲームには、以下のようなメリットがあります。
- 手を握り合うことで、親密度が上がる
- 指先の感覚を鍛えることになる
- 想像力を使うことで脳トレ効果がある
- 立ったり座ったりすることで運動効果がある
- 感想を言い合うことでコミュニケーションの促進・お互いの理解につながる
注意点
以下の点に注意して行います。
- 立ったり座ったりする時に、転倒転落に注意する
- 予測することが難しい人には、何度かけて正解にたどり着いても良いと説明をする
- ルールの理解が難しい人のために、行う前に何度も説明を行う
- ルールにこだわらず柔軟に対応し、嫌な思いをする人がいないようにする
- 仲の悪い人同士が握手することのないように配慮する
- 参加したくない人には無理強いしない
- 感染対策で、手指消毒をゲーム前後に行う・目隠しを使い回さない
最後に

かもめが行ったときは、少人数だったため2回ゲームを行いました。
1回目にはすぐに当てられた人も、
2回めには何人か間違えていました。
仲の良い利用者様同士だと、触れ合う機会が多く、
相手の手の感触を知っているのだろうなぁと感じました。

ゲームで楽しさを味わってもらうためには、
早く当てられた方が良いかな?
それとも

普段あまり触れ合わない人と敢えて
触れ合う機会を持ってもらうのが良いかな?
と悩むこともあり、そこが難しかったように感じます。
とはいえ、たとえどちらを選んだにしても、
正解の部分もあり
不正解の部分もある
のだと思います。
あまりくよくよ考えずに、再びレクをする時に
前回と違う方法
で行うのが吉ですね!
さあ、レッツトライ!