台風の季節になりました。
今日が仕事の方も、そうでない方も気をつけてお過ごしください!!
台風が過ぎたら涼しくなってきそうな今日この頃。
ちょっと季節外れになってしまいますがスイカ割りゲームを紹介したいと思います。
準備物が少なくてすみますし、片麻痺などある方も出来ます。
それでいて結構盛り上がったので、オススメです!
スイカ割りをするの!? → ボールです!
スイカ割りと言っても本物のスイカは重くて、値段も高くて、扱いも難しく用意するのは大変だと思います。
実際に割ったとしても、衛生上の問題で利用者様に食べていただくのはちょっとためらわれます。
今回は、スイカ割りの雰囲気を楽しみつつ、簡単に準備でき、片付けも簡単な、スイカ柄のビーチボールを使っていこうと思います!
もしも、スイカ柄のビーチボールはもってないよ!そもそもビーチボールを持っていないよ!という方でも大丈夫! 新聞を丸めてボール大にしてしまえばよいのです。
実際に叩いた時に新聞が崩れる様子が、スイカに似ていて返って盛り上がるかもしれませんよ?!
レクリエーションとしての効果・メリット
スイカ割りには以下のような効果・メリットがあります。
- 誰もが一度はやってみたり、聞いたりしたことのある、馴染みのある遊びなので利用者様の理解が早く、参加してもらいやすいです。
- 難しい動きはないため、片麻痺の方や力の弱い方でも参加できます。
- 全員で声を出して、目隠しした人をボールに誘導していくレクリエーションです。利用者様同士の連帯感を高めます。
- 目隠しという非日常を体験することで視覚以外の感覚に刺激を与えます。
- 目隠しした人は、周りの方の声を聞くことで聴覚に神経を集中します。そこから集中力の維持・向上が期待できます。
- ボールの位置を他の方の情報から推測する事で、脳の活性化につながります。
- 周りの方は、言葉でボールの位置を伝えるため、言語能力の維持・向上に期待できます。
- 言葉を発することで、口腔機能の維持・向上が図れます。
- 棒を大きく振って、ボールに当てるため、腕を使う事になります。運動機能を鍛えることになります。
- 楽しかった体験をすることで、生活の質(QOL)を高めることになります。
注意点!
色々な方からの声を受け止めることになります。耳の敏感な方にはしんどいかもしれません。無理強いをしなかったり、情報を伝える役割の方の人数を絞ってみて調整してみてください。
同じく、多くの情報があると混乱しやすい方にも、人数調整をするとゲームしてもらいやすくなります。
椅子に座ってもらいますが、目隠しをしてもらっている方は視覚情報がないため机などにぶつかったりされる危険があります。職員は側について、危なくないようにフォローをします。
ボールは空気パンパンにしてしまうと動きやすく、叩いた時に割れる可能性があります。
少し空気を抜いて、安全にゲームができるようにします。
ボールに当たらなかった方の中には不満に思われる方もいるかも知れません。
本人に意思確認をした上で、やりたいと言われたら再戦してもらいます。
スイカ割りで遊んでみよう!
普通のスイカ割りを座って、使うものを柔らかいものにしただけですが、紹介していきます!
準備物
スイカ柄のビーチボール : 1個(人数により増やしていく)
新聞紙で作った棒 : 1本(人数により増やしていく)
タオル : 人数分
やり方
①利用者様に半円形になって座ってもらいます。
②中心に椅子と大きめの机を1脚づつ用意します。
③机にビーチボールと新聞紙を用意して、今からスイカ割りをすることを説明します。
・タオルで目隠しすること
・中央机に座って行うこと ボールは机の上に置いてあること
・椅子に座って目隠しをするとボールの位置を変えること
・周りの方はボールのある位置を座った人に伝えること
・新聞紙の棒で見事ボールを叩けたら成功!
④一人づつタオルを渡していきます。
⑤スイカ割りをする順番を決めます。くじ引きや足ジャンケンをすることで、アイスブレイクにもなります。
⑥一人づつ中央の椅子に座ってもらいます。
他の利用者様にボールの場所を伝えてもらって、棒でボールを叩いてもらいます。
⑦上手く叩けなかったらもう一回チャレンジするか聞いてみます。
挑戦すると言われたら、再びしてもらいます。
⑧全員終わったら、スイカ割りの思い出などを一人づつ語ってもらったり、感想を聞きあったりしてみます。
⑨最後に深呼吸やストレッチをしてクールダウンします。
⑩職員が締めの言葉を言って終わります。
利用者様の反応は?
結論。盛り上がりました!!
ルールを説明しても、そこはそれ、皆様自分のやりたいようにされていました😊
もちろん基本的なルールはしっかりされているのですが、周りの方の声を聞きつつ新聞紙の棒でボールのある場所を探っておられる・・・💦
それでもなかなか場所を見つけられず、周りの方も「そっちじゃないよ、右よ!右!」などなどいいつつ、楽しそうです。
ようやく、ボールの場所にた取り付くと、待ってましたとばかりに上から棒を叩きつけておられました😆
楽しんでもらえたみたいで、良かったです。当たった後、目隠しを外して嬉しそうな顔をしておられる利用者様を見ることが出来た時には、介護職員やっててよかったと感じました🎵
最後に
簡単な準備でも利用者様に楽しんでもらえるレクリエーションのストックが多いことは、職員としては嬉しいことです。
とは言え、簡単だからといって同じレクリエーションばかりしていると新鮮さが失われて、飽きてきます。
以前、アレンジはしていても同じ道具を使って似たようなレクリエーションが続いた時に、利用者様から、
「またこれを使うのか」
というお声を頂いてしまいました😓
あの時の、申し訳無さと言ったらなかったです。
その日から、かなり真剣にレクリエーションの案を挙げて、新しいことにも取り入れて行こうと努力しています。
正直なことを言うと、このブログを書く事でも色々なレクリエーションを調べることになり、毎日違ったレクリエーションをするのに役に立っています。そうして、調べたネタを実際にやってみて今度はブログにフィードバックする!
かもめの中で良い循環が出来てきました。
全くの新しいレクリエーションを自分で考えるところまではいかないけれど、アレンジや自分なりの工夫を取り入れたレクリエーションをこれからも紹介していこうと思います❗
さあ、レッツトライ!