こんにちは~!かもめです。
このサイトを見つけてくださってありがとうございます。
今回紹介するのは ”お手玉隠し” という推理ゲームです。
脳トレ効果があります。
脳トレと言えば、ホワイトボードを使ったレクリエーションや、プリントを使った間違い探しなどを思い浮かべる方が多いと思います。
でも、それだけではなく、利用者さま同士のコミュニケーションを図りつつ、人の仕草などを見ることで推理するゲームもあります。
それがお手玉隠しです。
利用者さま同士のコミュニケーションも図れてオススメです。
お手玉隠しとは? → お手玉版の人狼!
利用者さまに目をつむってもらって、その間に2~3個お手玉を渡して隠し持ってもらい、その後お手玉を持っている人が誰かを当てるゲームです。
皆でワイワイ相手の反応を伺う質問をして、最終的に誰が持っているかを当てていきます。
人狼みたいなゲームですが、複雑な役職を取り除き、純粋に持っている人を当てていくだけです。
お手玉が数個あれば出来る準備の簡単なゲームですが、推理ゲームであり、奥が深いです。
また、本気で当てにいってる方や、上手に隠している方もいて、利用者さまの意外な一面が見られるかも!?
ちなみに人狼を知らない方におすすめの動画です。とっても面白いです。
効果・メリット
お手玉隠しには以下のような効果・メリットがあります。
- 推理ゲームで人の仕草や言葉から反応を伺います。集中力や注意力の維持向上を図れます。
- どんな質問をすると相手が動揺するかなど、考えることの多いゲームです。脳の活性化を図ることができます。また、そこから認知症の予防・進行防止の効果があります。
- ルールが簡単です。誰でも参加することができます。
- 推理ゲームのため他の方とコミュニケーションを図れます。
- 利用者さま同士で話をすることで、口腔機能の維持・向上が図れます。
- 楽しい体験をすることで生活の質(QOL)を高めることにつながります。
注意点!
言葉を話すことの難しい利用者さまにとって、上手く質問できなかったり答えられないと嫌な思いをされます。職員が側について ”YES” ”NO” をジェスチャーで答えられるような質問に置き換えて聞くようにします。
ルールを理解することが難しい人もいます。始めのうちは丁寧に一つ一つ行いながら説明をしていきます。
お手玉を隠す役割の人が偏ってしまわないように注意します。お手玉をもらえなかった人が不快な思いをしないように平等に回していくようにします。
犯人当てのような要素があります。ゲーム自体に乗り気でない方には無理強いしないようにして、見て楽しんでもらうようにしましょう。
持っている人を推理するために他の利用者さまに声をかけることになります。自分から積極的に話していかない方にも発言の機会を作るために、職員の方から促して見ます。ただし、無理強いはしないようにします。
お手玉隠しで遊んでみよう!
お手玉があれば簡単にできます。ただし、ルールを理解してもらうのに少し時間がかかるかもしれません。
もし、お手玉がない時でも、ビー玉やおはじき、可愛い絵の書いた紙を使っても大丈夫です。
ただし、異食のある方には注意して見守りをします。
ちなみに他にもお手玉を使った簡単なゲームを紹介していますので、こちらもどうぞ。
準備物
お手玉 : 2~3個(人数により増減します)
やり方
①利用者さまに円形になって座ってもらいます。
②ルール説明をします。
- 目を瞑って歌を一曲歌います
- 歌っている間にお手玉を2(3)人に渡します
- お手玉を受け取った方は見えないところへ隠します
- 目を開けてもらい、それぞれ質問をし合ってお手玉を持っている人を推理します
- 話し合いが終わったら一斉に持っていると感じた人に指を向けます
- 誰がお手玉を持っているか答え合わせをします
- お手玉を持っている人を当てた方に1点入ります
- お手玉を持っていても誰からも指されなければ、その方にも1点入ります
- 何回かゲームをしてみて得点が高かった人が優勝です!
*指を刺されることが嫌な方がいらっしゃるようなら、腕を伸ばすだけでもOK!
③実際に職員が見本としてどんな質問をすると相手の反応を促せるかやってみます。
この時、ド直球な質問を何度も繰り返したりと盛り上がる工夫をします。
④実際にゲームをしてみます。
*始めはお手玉1つで試してみても良いと思います。そのほうが推理しやすくゲームに入りやすいです。
*ホワイトボードに得点を加算していって誰のプレイングがうまいかを分かるようにすると、他の方も意欲がわきます。
⑤2~3回位ゲームをしながら、途中でプレイングの上手な利用者さまにインタビューをしてどんな事に気をつけたら正解にたどり着けるかを聞いてみます。
聞かれた方は自己肯定感を高められ、答えを聞いた方はヒントになります。
⑥ゲームが終了したら、優勝者を発表します。
優勝した気持ちなどをインタビューしてみましょう。
⑦クールダウンのために深呼吸やストレッチをします。
利用者様の反応
なれるまでは、やり方を理解しにくいようで、はじめは混乱していましたが、お手玉を持っている人が誰かを当てるゲームだと分かってもらったら、スムーズにいきやすかったです。
ですが、あまり積極的に発言しない方もおられました。そんな方でも誰が持っているかはしっかりと考えてもらえています。話すことをメインにしたレクリエーションではありますが、それぞれ個人の楽しみ方を尊重出来るのがいいと感じました。
一方本気になって、お手玉を持っている人を探そうとする方もいらっしゃいました。
なんと立ち上がって、持っていると思った人のところまで歩いていって、その人が持っていないかを周りを回って見ています😓
人間本気になると面白い行動をとってくれるのですね。みんなどう?どう?というふうにその方の行動を見守っていました。
そして納得がいったらその方はようやく着席。どうやら持っていないという結論に至ったようです😊
そしてその答えは正解でした!
きちんと正解にたどり着いていらっしゃるのがすごい!
普段見られないような利用者さまの一面を見れて、やってよかったなぁと感じたレクでした。
最後に
本家人狼は色々と細かい役職やルールがありますが、その分奥が深くて飽きが来ません。
お手玉隠しは簡単にできる分、頻繁にやっているとまたか・・・。という反応になってしまうかもしれません。
もちろん、期間を開けて久しぶりにしたらそのようには思われませんが、月曜日の方と金曜日の方にやってもらおうと準備をしていて、どちらにも参加される利用者さまがいらした時には、アレンジをして見るといいと思います。
本家の人狼のように誰か一人でもお手玉を持っている人を当てられないと、お手玉をもらった人(見つかった人含む)の勝ち!など、ちょっとしたアレンジでも楽しくなります。
今回紹介したルールでは、お手玉を3つ使った場合でもお互い誰がお手玉を持っているか知らないままです。
ですが、お手玉をもらった人は目を開けてお互い誰が持っているかを確認してもらい、あえて指名する時にお互いを指さないようにする、などのアレンジをしていけば刺激的になると思います。
その分しっかりルール説明をしないといけませんが💦
ワイワイとお互い話し合うゲームは女性にとってリフレッシュできてとても楽しめます。
推理ゲームというところでは男性が楽しめます。
男性女性それぞれの楽しみ方の出来るお手玉隠し、やってみませんか?
さあレッツトライ!